2016年04月29日
未来予想図Ⅱ
中だるみがあったものの、
後半は一気に読み終えた一冊。
今どきの高校生がどんな風にお付き合いをしているのか、
私には想像できない。
「恋愛なんて、している場合じゃない」と受験生は思うかもしれないし、
「一番きれいな今、自分の気持ちにウソはつきたくない」
という子もいてるかもしれない。
クラブの先輩後輩、同級生、制服の違ったカップル・・・
たくさんの選択肢がある青いころ。
各書評には、賛否があって当たり前やけれど、
読んでおいて良い一冊かなと思う。
「君」「僕」も不自然には感じなかったし、
「僕」の名前の表現が、どんどん変わっていくのも気にならない。
彼女の亡くなり方に少しだけ呆気なさは有るけど、
その後のストーリーの展開が面白かった。
読み終えて、また最初に戻ってからも、(二度目 がはは)
また違った味わい方が出来る。
純文学の匂いはなくて、劇画タッチな表現が多いけれど、
漫画にしてしまうと、想像力が半減するから、
これはこの書き方で良かったんかな?と。
読後感想文の宿題は、は子供の頃から大の苦手だったから、
ストーリーへの感想は書かないでおこう(実は、よう書かん・・・)
読み終えて思い出した曲は、
「未来予想図Ⅱ」
こんな風になって欲しかったと思う、親みたいな気持ち。