2015年08月25日
収集癖それぞれに
奈良の母の認知症が、一歩進んだらしい。
ずっと一緒に暮らして子育てしてきた孫が、
ひ孫と共に、大阪へ帰って行った。
刺激がなくなったからか、
相手をしてくれていたひ孫が居なくなったからか、
歯ブラシを集めだした。
集めるというよりも、洗面台の引き出しから何本も新品を出す。
母の歯ブラシには、目印の輪ゴムがまいてあるから、
何本もの歯ブラシに、きっちりと輪ゴムが巻いてある。
「歯の良さ」だけは、自慢の母らしいコレクション。
冷蔵庫の野菜室の中では、何個ものレタスがどろどろになり、
封を切った使いかけの小麦粉が、棚から何個も出てきたらしい。
外へ買い物に行ける高齢者の中には、
同じ物を買い集めることがあるらしい。
知り合いのお婆ちゃんは、ホーミングとタワシ。
もうお一人は、アイスクリーム。
毎日、竹輪を買うお爺ちゃんも。
(相方さんのお母ちゃんは、たくあん・・・)
母が美容院に行っている間に、姉との電話。
私が収集するとしたら、
今やったら、糸になるかな?
この大きな段ボール箱の中だけで、
ほんの一社の一種類の糸だけ(おほほ)
押し入れを片づけていたら、
パッチワークの型紙が出てきた。
まだ金属とかプラスチックの型紙の無かった頃、
工作用紙を切り刻んで、
大きさ別に、
切っては縫い、切っては縫い・・・
姉の夫の義兄ちゃんの実家では、
洋裁が好きだったお母さんの別宅から
(店舗を兼ねた洋裁用の小さな家があったんだと)
それはそれは、布地も反物もどっさり出てきたと。
小物用の小物。
百個単位で、
色々と揃ってきて、
はて、どこまで編めるもんなんやろな。
これも、収集癖・・・(引き取ってもらえるから、嬉しい)